Hib(ヒブ)ワクチン(皮下注射)

生後2ヶ月~5歳未満の方が接種可能です。

Hib(ヒブ)髄膜炎は多くの場合、生後3ヶ月から5歳になるまでの子供たちがかかります。毎年全国で600人の乳幼児がHib髄膜炎にかかっていることがわかっています。Hib髄膜炎にかかると、発熱・頭痛・嘔吐・不機嫌・けいれんなどの風邪のような症状がみられ、そのうちの5%は死亡、約25%に後遺症(聴覚障害、発達遅延、神経学的障害など)がみられます。

Hib髄膜炎は初期症状がかぜ症状と区別がつきにくく、簡単な検査では診断がつきません。又、現在では耐性菌が増えているため治療が難しくなっています。
このためワクチンの研究が開始され、1987年に米国で使用開始されました。世界保健機構(WHO)ではHibワクチンを乳幼児への定期接種ワクチンに推奨しています。

望ましい接種スケジュールは、生後2ヶ月~7ヶ月で開始し、4~8週間あけて3回、その1年後に追加接種1回の計4回です。
すでに望ましい接種開始年齢を過ぎていても5歳までは接種することが出来ます。

Hibワクチンの接種は任意で受けたい方だけが自費で受けることになっています。